骨盤底筋体操とは?

咳やくしゃみをした時、尿漏れをしたことがあるという人がいます。これを、腹圧性尿失禁といいます。これは女性によくみられる症状で、妊娠や出産、加齢、運動不足、肥満などによる骨盤底筋のゆるみが原因のようですが、特に妊娠や自然分娩は最大の原因とされています。

そのような症状を改善する方法として、骨盤底筋体操があります。すぐに改善されるものではないですが、根気良く続ければ改善されます。早い人では2週間ほどで効果が出ますが、3ヶ月以上は続けましょう。

また、今はそのような症状がないという人も、出産経験があれば、後の妊娠や出産での尿漏れを防ぐ効果もありますので、やっておくといいでしょう。

まずは、骨盤底筋の場所を知りましょう。例えば、おならが出そうになった時に我慢するとします。それを我慢しようとする時に動く筋肉がありますね。それが骨盤底筋です。

もう1つは、尿をしている時に途中で止めてみてください。止めるつもりが逆に勢いがよくなってしまった場合は、間違った筋肉を使っています。うまく止めることができたら、その時使った筋肉が骨盤底筋です。ただし、排尿時に毎回やるというような習慣をつけるのは、尿が出にくくなることがあるのでやめましょう。

骨盤底筋体操ですが、やり方はいたって簡単です。

①肛門を締めた後、さらに尿道と膣を5秒間締めます。骨盤底筋を内側に引き上げる感じです。
②ゆっくりと力を抜いて緩めます。

これだけです。

骨盤底筋を締めたり緩めたりできる姿勢なら、歯を磨いている時、家事をしている時、座っている時、寝る前に仰向けでなど、日常生活の中でいつでもできますので、1セットを20回として、1日4回行ってください。ただし、予防的に行う場合は1セット10回でいいでしょう。

最初は短時間でも難しいかもしれませんが、必ず効果が出てきます。ただし、骨盤底筋体操は、治っても続けていくことが大切です。それと、腹圧性ではなく切迫性尿失禁の人は、骨盤底筋体操で完全に治るわけではないのですが、漏れそうになった時にトイレまで我慢するのに役立ちます。

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